リクルート(The Recruit)

名作DVD
この作品は、派手なアクション映画というよりも、
「誰を信じるべきか」
「見えているものは本当に真実なのか」
「師弟関係と裏切り」
をテーマにした心理サスペンス色の強いスパイ映画です。

特にアル・パチーノ演じるウォルター・バークは、本作最大の魅力と言ってもよく、最後まで味方なのか敵なのか分からない独特の存在感を放っています。
若き日のコリン・ファレルとの駆け引きも見応えがあります。

原 題The Recruit
製作年2003年
製作国アメリカ
監 督ロジャー・ドナルドソン
脚 本ロジャー・タウン、カート・ウィマー、ミッチ・グレイザー
製作総指揮ジョナサン・グリックマン、リック・キドニー
撮 影スチュアート・ドライバーグ
音 楽クラウス・バデルト
出 演アル・パチーノ(ウォルター・バーク)、コリン・ファレル(ジェームズ・クレイトン)、ブリジット・モイナハン(レイラ・ムーア)、ガブリエル・マクト(ザック)、ケネス・ミッチェル(アラン)、カール・プルーナー(デニス・スレイン)、マイク・リアルバ(ロニー・ギブソン)

あらすじ

MITの優秀な学生ジェームズ・クレイトンは、幼い頃に謎の事故で消息を絶った父親の真相を追い続けていました。
そんな彼の前にCIAのベテラン教官ウォルター・バークが現れ、CIAへの入局を勧誘します。

ジェームズはCIAの訓練施設「ファーム」で過酷なスパイ養成教育を受けることになります。
そこでは「何もかもが見かけどおりではない」という世界観のもと、仲間や恋人さえも信用できない環境が待っていました。
やがて彼は訓練生レイラとの恋愛、組織内の裏切り者捜し、そして恩師バークへの疑念に翻弄されながら、巨大な陰謀の渦へ巻き込まれていきます。

見どころ

1. アル・パチーノの存在感

アル・パチーノ演じるウォルター・バークは、冷徹でありながら魅力的なCIA教官です。
教え子を導いているように見えながら、その真意が読めない人物として物語を強く牽引します。

2. 二転三転するスパイ・サスペンス

「誰を信じるべきか」というスパイ映画の王道テーマを軸に、予想外の展開やどんでん返しが連続します。
バークの口癖でもある「Nothing is what it seems(見たままを信じるな)」が作品全体を象徴しています。

3. 若きコリン・ファレルの熱演

本作は、後にハリウッドを代表する俳優となるコリン・ファレルの若き日の代表作の一つです。
天才的な頭脳を持ちながらも精神的に追い詰められていく主人公像を好演しています。

4. CIA訓練施設「ファーム」の緊張感

実際のCIA訓練施設をモチーフにした世界観の中で、心理戦、尾行、尋問、潜入工作などがリアルな雰囲気で描かれています。

作品データ

ジャンル:スパイ・サスペンス/アクション・スリラー
上映時間:115分
日本公開:2004年1月17日
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ

アル・パチーノ作品の中では『ヒート』や『インサイダー』ほど有名ではありませんが、「信頼とは何か」「スパイとは何か」をテーマにした大人向けの心理サスペンスとして今見ても十分楽しめる一本です。
 

 

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