ナイスク (編集), 上ノ園理絵 (写真) 形式: 単行本
『仕事に、お店に、ブログに効く! 魅せる写真撮影のお手本帖 』は、単なるカメラの操作解説本ではなく、「見た人の心を動かし、商品の価値や魅力を伝える写真」を撮るための実践書です。
特に、ブログ運営や店舗販促、ネット販売、地域情報発信に取り組む方にとって参考になる内容が数多く盛り込まれています。
デジタルカメラの基本知識から、実際の被写体別撮影テクニックまで体系的に解説されています。
写真初心者がこの本から学ぶべきポイントを絞るなら、「機材の知識」よりも「見せ方の知識」です。
難しい設定を覚える前に、まず次の5つを身につけると写真が大きく変わります。
① 光が写真の8割を決める
初心者はついカメラやレンズに注目しがちですが、本書では「光を見る力」が重要だと学べます。
特に覚えたいのは、
・窓際の自然光を使う
・真上からの強い光を避ける
・逆光や半逆光を活用する
という基本です。
例えば料理写真なら、窓からの光を横から当てるだけで、
✖ 記録写真
↓
〇 美味しそうな写真
に変わります。
② 主役を一つ決める
初心者の写真が散漫になる原因は、
「何を見せたいのかわからない」
ことです。
本書では、
・商品を見せたい
・料理を見せたい
・人物を見せたい
など、主役を明確に決める考え方が紹介されています。
撮る前に
「見る人に何を伝えたいか」
を決めるだけで写真が整理されます。
③ 背景にも気を配る
被写体だけに集中すると、
・電柱
・ティッシュ箱
・生活感のある物
が写り込みます。
本書では、
「余計なものを引き算する」
ことの大切さがわかります。
プロの写真は特別なものを足しているのではなく、
不要なものを消している場合が多いのです。
④ アングルを変える
初心者は立ったまま目線の高さで撮りがちです。
しかし同じ被写体でも、
・真上から撮る
・斜め45度から撮る
・低い位置から撮る
だけで印象は大きく変わります。
料理なら45度、
雑貨なら真上、
人物なら目線の高さ、
といった基本例が参考になります。
⑤ 「伝わる写真」を目指す
本書の最大の特徴です。
ただキレイな写真ではなく、
・買いたくなる
・行きたくなる
・食べたくなる
・読みたくなる
写真を目指します。
たとえばカフェ紹介なら、
店の外観だけでなく
・湯気の立つコーヒー
・店内の温かな光
・スイーツのアップ
などを組み合わせることで、お店の魅力が伝わります。
これはブログやSNS発信にも非常に役立つ考え方です。
初心者がまず実践すべき3つ
本書を読んだら、まず次の3つだけ実践してみてください。
① 窓際で撮る
照明より自然光を優先する。
② 背景を整理する
余計な物を画面から外す。
③ 一歩近づいて撮る
初心者は被写体が小さく写りがちです。
「もっと近づく」
だけで写真の印象は大きく向上します。
まとめ
この本のエッセンスを一言で表すなら、
「カメラの使い方を学ぶ本ではなく、魅力の伝え方を学ぶ本」
です。
初心者が覚えるべき順番は、
・光を見る
・主役を決める
・背景を整理する
・アングルを変える
・伝えたい印象を考える
です。
この5つを意識するだけで、スマホでもブログやSNS、地域情報発信、商品紹介などに使える「魅せる写真」に一歩近づけるでしょう。