父と娘が法廷で敵味方に分かれて対決する人間ドラマと、企業の欠陥隠蔽を描く社会派サスペンスが融合した作品として知られています。
| 原 題 | Class Action |
|---|---|
| 製作年 | 1991年 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監 督 | マイケル・アプテッド |
| 脚 本 | キャロリン・シェルビー、クリストファー・エイムズ、サマンサ・シャッド |
| 製作総指揮 | テッド・フィールド、ロバート・W・コート、スコット・クルーフ |
| 撮 影 | コンラッド・L・ホール |
| 音 楽 | ジェームズ・ホーナー |
| 出 演 | ジーン・ハックマン(ジェデダイア・タッカー・ウォード),メアリー・エリザベス・マストラントニオ(マギー・ウォード),コリン・フリールズ(マイケル・グレイザー),ジョアンナ・マーリン(エステル・ウォード),ローレンス・フィッシュバーン(ニック・ホルブルック) |
あらすじ
サンフランシスコで長年、弱者救済のために闘ってきたベテラン弁護士ジェデダイア・ウォードは、大手自動車メーカーの欠陥車による死亡事故の集団訴訟を担当することになります。
ところが被告企業側の弁護士として現れたのは、疎遠となっていた実の娘マギーでした。マギーは大手法律事務所で出世を目指す有能な企業弁護士です。
父娘は法廷で激しく対立しながらも、調査を進めるにつれて企業ぐるみの隠蔽工作の真相に迫っていきます。
見どころ
1. ジーン・ハックマンとマストラントニオの父娘対決
本作最大の魅力は、法廷で真正面からぶつかり合う父娘のドラマです。
単なる法廷劇ではなく、家族の確執や和解が物語の中心に据えられています。
2. 実際の欠陥車問題をモデルにした社会派テーマ
作品は、アメリカで大きな社会問題となった「フォード・ピント事件」をモチーフにしており、企業倫理と安全性、利益優先主義の問題を鋭く問いかけています。
3. 名匠コンラッド・L・ホールによる撮影
『明日に向って撃て!』『アメリカン・ビューティー』で知られる名撮影監督コンラッド・L・ホールが参加しており、重厚で落ち着いた映像美が作品を支えています。
4. ジェームズ・ホーナーの音楽
『タイタニック』『ブレイブハート』などで有名なジェームズ・ホーナーが音楽を担当。
法廷劇の緊張感と親子ドラマの感情を巧みに盛り上げています。
5. 王道ながら見応えのある法廷ドラマ
企業の不正追及、証拠発見、証言の駆け引きなど、1990年代アメリカ法廷映画の醍醐味を味わえる作品です。特にジーン・ハックマンの熱演は高く評価されています。
ひと言で言えば、「正義と家族の間で揺れる父娘の対決を描いた社会派法廷ドラマの佳作」です。
ジーン・ハックマンの円熟した演技を堪能したい方には特におすすめの一本です。